稼ぐアフィリエイトサイトを構築したい人が悩む問題の1つに、サイト内に運営者情報やプライバシーポリシーを設置するべきかどうか、というものがあります。
もしかしたら、これを読まれているあなたも、ウスウス気になって来られたかもしれませんね。
以前はそんなことはお構いなくサイトを量産しても稼げていたのに、順位が下がってきたり、アクセスが少なくなってくると「もしかして…運営者情報やプライバシーポリシーが掲載されていないのが問題なのかなぁ…」と不安になってくることもあるんじゃないでしょうか。
中には、「えっ?プライバシーポリシー?何それ美味しいの?」っていうレベルの人もいるかもしれませんが、いずれにしても、アフィリエイトに真剣に取り組みたければ、出来るだけ早く知っておいたほうがいい内容であることには間違いありません。
このページでは、アフィリエイトサイトの観点から運営者情報とプライバシーポリシーについてまとめましたので、よかったら参考にしてみてください。
目次
プライバシーポリシーと運営者情報は載せるべきか
結論から先にお伝えしておくと、プライバシーポリシーと運営者情報は「掲載しておいたほうが絶対に良い」です。
しかも、これからの時代は「良い」から「必要」の段階に入っていくでしょう。
とはいえ、そもそも全くイメージがつかない初心者の方もおられると思いますので、一応おさらいしておきますと、運営者情報とプライバシーポリシーは、フッター部分に掲載されているこういうものです。↓(※ 「運営者情報」はサイドバーに設置するパターンも多いですね。)
小さすぎてわからないかもしれませんが(笑)、ページの最下部にあって、一見 地味でもチェックしたい人は結構多いんですね。
というのは、当サイトのアクセス解析を確認してみても毎月チェックする人が結構いることがわかるからです。
プライバシーポリシーって何?
まずはプライバシーポリシーについてですが、ウィキペディアによりますと、
プライバシーポリシー (英語: privacy policy) は、 インターネットのウェブサイトにおいて、収集した個人情報をどう扱うのか(保護するのか、それとも一定条件の元に利用するのか)などを、サイトの管理者が定めた規範のこと。個人情報保護方針などともいう。
とあります。
特に、サイト内でお問い合わせ欄を設ける場合には、ユーザーに名前やメールアドレスを入力してもらうわけですが、それらも立派な個人情報に当たります。
そのため、「プライバシーポリシー」の中で『取得させていただいた個人情報は適切に扱いますよ』という旨を前もって明記しておく必要があるわけですね。
繰り返しになりますが、Contact Form 7などのプラグインを使ってお問い合わせ欄を設けているサイトに関してはプライバシーポリシーを掲載することが必要ですので、まだ開示していないなら早速作るようにしましょう。
ただ、プライバシーポリシーを設けることは、義務的要素以外にもメリットが見込めますので、その辺りもお伝えしておきたいと思います。
プライバシーポリシーを開示しておくべきメリット
プライバシーポリシーの項目を設けて、サイトとして個人情報をどう扱っているのかを開示することで以下のようなメリットがあります。
- 個人情報の取り扱いでトラブルを未然に防げる
- ユーザーはプライバシーポリシーを確認することで、自分の情報の扱われ方やリスクについて把握することができる。
- SEO(検索エンジン最適化)に備えられる。
こうした取り組みは、グーグルが推奨しているユーザービリティ(ユーザーにとっての使いやすさ)を追い求めた一環です。
万が一、やってくるかもしれないクレーマーからの良い対処策としてもやっておかない理由はどこにもないんじゃないでしょうか。
ちなみに、現在までのところで、グーグルやASPからプライバシーポリシーの有無に関する厳しい指導はないものの、2018年よりGDPR(EU一般データ保護規則)が施行されたり、日本でも個人情報保護法が改正されたりと規制が年々厳しくなってきていますので、今のうちからプライバシーポリシーを設けておけば、いわれのない理由でサイトの露出率が制限されてしまうリスクを最小限にしておくことができるでしょう。
プライバシーポリシーの書き方
プライバシーポリシーの作り方は、
- テンプレートを拝借して作成する
- 同ジャンルサイトを参考に作成する
- 専門家に依頼して作成する
以上の3種類ありますが、大抵はテンプレートに当てはめるか同ジャンルサイトを参考にして準備するやり方で十分です。
もしあなたが「個人事業主(一般人)」としてアフィリエイトサイト内に開示したいなら、こちらからダウンロードした雛形がお役に立つはずです。
「法人(会社)」としてなら、以下の雛形をそのまま利用することができます。
これらのページにある雛形に自分の名前や会社名を置き換えるだけでOKですので簡単に作成できます。
『固定ページ』を利用してプライバシーポリシーを作ったら、フッターに見出しを設けてリンクを貼り、ユーザーがいつでも確認できるようにしておきましょう。(※ イメージが湧きづらい場合は、当サイトの最下部から「プライバシーポリシー」をクリックして確認してみてください。)
それでは次に「運営者情報」についても解説していきますね。
運営者情報って何?
運営者情報とは、簡単に言うと「サイトを運営している人や法人のプロフィール内容」です。
主に、名前、住所、連絡先、サイト運営の目的などがそれに当たります。
ちなみに、当サイトのファミリエイトでは以下のような運営者情報になっています。
運営者情報を開示しておくべきメリット
- 透明性をアピールすることで信頼性がアップする
- ユーザーからお問い合わせを受けられる
- ASPからオファーをもらえる
以上の3つがあります。
① 信頼性がアップする
1つ目の「信頼性」というメリットですが、この点についてグーグルは正式にこのようにアナウンスしています。
サイトの訪問者は、コンテンツを公開している当事者や記事を書いた人に関する情報を把握して信頼したいと考えています。そのため Google のコンテンツに関するガイドラインでは、明確な署名、著者に関する情報、ニュースメディアの連絡先情報をコンテンツに明記するよう強調しています。出典:https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/02/ways-to-succeed-in-google-news.html
透明性を維持し説明責任を果たす
コンテンツには、著者に関する情報や、住所、メールアドレス、電話番号のような連絡先を明記し、投稿する記事には日付と署名を入れてください。出典:https://support.google.com/news/publisher-center/answer/6204050
厳密に言うと、以上の指針は「ニュースメディア」に充てて書かれたガイドラインですが、閲覧者は基本的にアフィリエイトサイトに対しても同じことを望んでいるはずです。
つまり、可能なかぎり「透明性を貫いて説明責任を果たしてほしい」というマナーです。
どこの誰だかわからない人が書いた不透明な情報を真に受けたいユーザーはあなたも含めて一人もいないですよね?
そうであるなら、自分が運営するアフィリエイトサイト内でも同じようにフォーマルな姿勢を貫くべきではないでしょうか、ということです。
特に、YMYL(Your Money or Your Lifeの略称)で知られる、人々の生活や命に深い影響を及ぼしかねない医療やお金に関わるサイトを運営する場合には、この「運営者情報」は必須です。
説明責任、つまりサイトに掲載した情報にちゃんと責任を持ち、万が一 何かあったときには、責任を持って対処できる立場を予め示しておく必要があるわけです。
そのような取り組みがいわば信頼性を担保する1つの指標となってSEOにも反映されてきているんですね。
ただ、今のところ、副業ジャンルや電子機器などのジャンルだと、そこまで厳しく運営者情報の有無がチェックされることはありませんが、これからの時代はますます「正確性」や「信頼性」が求められていくのは確実ですので、どんなアフィリエイトサイトを構築するにしても、可能な範囲内で運営者情報を掲載しておくのは重要でしょう。
② ユーザーからのお問い合わせを受けられる
運営者情報には連絡先も含まれていますが、訪問者のほうから連絡できるようにインフラを整えておくこともアフィリエイトをする上ではかなりプラスに働きます。
初心者だと「連絡先を公表したら何か面倒くさくなりそう…」というイメージを持つかもしれませんが、万単位のPV数がある人気サイトでも滅多にお問い合わせが来ることはありません。
それよりも、「コミュニケーションが可能です」という対外的な姿勢を示しておくことのほうがとても重要です。
これもユーザービリティの一環ですし、深い悩みを持つ閲覧者が真面目に相談メールを送ってくださった場合には、紳士的に対応することでアフィリエイト案件を注文してくれるケースも多々あります。
③ ASPからオーファーをもらえる
メールアドレスなどの連絡先を掲載して真面目に運営していると、ASPの担当者からも度々連絡が入ってくるようになります。
ASPが売上げを伸ばしたい案件と親和性があるサイト記事の露出率が上がってくるとよくあることなんですが、「特単(特別単価)を出しますので、ぜひご掲載ください」といったオファーが舞い込んできます。
こういった美味しいオファーも、運営者情報がなければ全くもらえないため、実名は公表できなくても、メールアドレスくらいは必ずサイト内に開示しておいたほうが良いです。
お問い合わせフォームを設置するだけでも、こうしたメリットは簡単にゲットできるのでオススメですよ。
運営者情報の開示の仕方とコツ
アフィリエイトサイトで運営者情報を開示する際には二つのことを意識すると効果的です。
それはズバリ、
- ブランディングする
- 説明責任を果たす
この二点を切り口にすることです。
ブランディングする
例えば、転職ジャンルのアフィリエイトサイトを作ったとしますね。
その場合、運営者情報があるのとないのとでは、ユーザー心理にどう影響すると思いますか?
誰が書いたのか特定できないような状況では、なかなか信じてもらえないかもしれませんし、説得力にも欠けてしまうかもしれませんよね。
でも、もし運営者情報を以下のように開示しておくならどうでしょうか?
思わず「ここまでの経験者であれば、ぜひともアドバイスをいただきたい!」という気持ちになりませんか?
そうであるなら、あなたも自分のサイト内で扱うジャンル面で信頼性を高める内容を運営者情報として載せておくなら、同じようにブランディング効果を引き出せるようになるわけですね。
説明責任を果たす
(前述した部分と少し重なりますが、)グーグルは特に、命に関わるジャンル、例えば健康問題や身体にまつわる話題、口に入れる食品関係のテーマで情報を発信するサイトに対しては相当の信頼性・透明性・専門性を求めるようになってきています。
これはよく考えてみると至極当然のことですよね。
善意で書いた内容であっても、結果的に不正確だったり、古いものだったことが原因で、ユーザーの身のうえに万が一の事態が生じた場合、シャレでは到底済まされないからです。
そのため、グーグルは2017年12月6日付けで医療や健康に関するアップデートを行いました。
医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。
こうした進展と歩調を合わせて、アフィリエイトサイトでも、しっかりと「責任の置き場所を定める」姿勢が求められるようになってきています。
事実、先ほどもお伝えしたYLYMのジャンルに関して言えば、よく検索される単一キーワードで上位表示されているのは、ほぼ100%運営者情報を明らかにしているサイトだけとなっています。
そして、法人サイトや専門機関サイトといった社会的にも説明責任を取りやすいメディアサイトが優遇(上位表示)されるようになっているわけです。
そのため、あなた自身も個人としてであれ法人としてであれ、或いは、どんなジャンルに取り組むにしても「説明責任を果たす」者として運営者情報を開示しておくなら、グーグルからもユーザーからも喜ばれるサイトを構築しやすくなるでしょう。
情報を開示していないサイトはアフィリエイトで稼げないのか?
プライバシーポリシーや運営者情報を開示していないとアフィリエイトサイトはもう稼げないのか?というと…必ずしもそういうわけではありません。
今はまだ、上手にジャンルを選べば、運営者情報などを出さなくても、良いコンテンツを提供するかぎり上位表示させることは可能です。
でも、これからの時代はユーザービリティがますます求められていきますし、グーグルによるクロール精査はAIロボットがすでに採用されて、日々進化もしていますので…最終的にはフォーマルな取り組みをしてきたサイトだけが生き残るようになっていくはずです。
なので、もしあなたが安定して大きく稼ぐサイトを構築したいとコミットメントされるなら、「限定的な抜け道」を探すことに労力を割くよりも、一刻も早く正面から取り組んでいく「オーソリティ(権威性)・サイト」を作っていくほうが賢明です。
そうすれば、いちいちアップデートに振り回されることなく、むしろ、グーグルによる進化があればあるほど、サイトの露出率が高くなる恩恵を受けられるようになり、ユーザーからも長く愛されるサイトへと成長していけるはずです。
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